第85号
平成28年11月15日発行

有価資源回収事業を中国新聞が報道
~有価資源事業・特集号~

10/27:中国新聞で有価資源回収を報道
 10/27、紙面の1/3を占める特集記事として“東観音台団地の取組みが報道されました。
 記事の内容まではお伝えできませんが、見出しでは皆さんの“協力”と“つながり”を「地域スクラム」と表現しています。
 東観音台ではあたり前のことですが、「分別」と「収集日」が、きちっと守られていることが意識の高さの現れと、第三者の視点から高い評価をいただいている要因と思います。
 これぞ“東観音台の地域力”です。これからも力まず、怠らず、楽しく活動しましょう。

合言葉は“1・3土は資源回収日”
 他地区から注目されているのは他地区に比べてダントツの収益金額です。
 約1,200世帯の東観音台団地は、多くの郊外型住宅団地に比べて規模的には中程度の団地です。(下記の団地規模の表を参照ください)
団地名 完成年 開発規模 世帯数
薬師が丘 1976 60,2ha 1,219
五月丘 1976 109,8ha 2,898
美鈴が丘1 1981 113,2ha 3,289
美鈴が丘2 1986 28,9ha 756
杉並台 1982 44,0 ha 889
藤ノ木 1986 58,0ha 1,793
東観音台 1989 46,6ha 1,237
綾が丘 1991 49,7ha 1,395
(世帯数はH24年9月現在:住民基本台帳)
 現在、ほとんどの団地や町内会で「資源ごみ」の回収事業を実施しています。
 回収方法は、先駆的なと~かん方式が他地区のモデルになっています。 しかし現在のところ東観音台団地の実績(500,000円/年)を上回っているところはないようです。
≪アルミ缶リサイクルで全国表彰≫
 H26年12月、“アルミ缶リサイクル協会” より「資源リサイクル・自然環境保全」で、 全国58団体に選ばれ表彰されました。(既報)

成功までの裏話(その1)
 では、なぜ成功したのでしょうか。H20年4月までは、市の“資源ごみ”として月2回の収集日に出していました。
 当時、東観音台連合会(愛称:と~かん連合)の有志による活動が軌道に乗り、新たな地域イベント企画やアイデアがどんどん出ていました。その一つとして「有価資源回収」の提案がありました。
 早速、具体化の取組が始まり、試行錯誤の末廃品回収業者(買取問屋&収集業者)との交渉で、H20年5月のスタートにこぎつけました。

成功までの裏話(その2)
 しかし市の「資源ごみ」では、あくまで捨てられたゴミであり、持ち去りへの対応手段はありませんでした。
妙手1 収集日を“市の収集週の土曜日に変更”しました。(毎月の第1、第3土曜日)
妙手2 名称を“有価資源”(ゴミではない)として財産権を明示しました。
妙手3 収集車に「町内会資源収集車」のステッカーを掲示し、他の収集業者との見分けができるようにしました。

成功までの裏話(その3)
 「売上金の回収方法」は、買取問屋との契約で “収集業者の持ち込み”時点で管理し、収集業者との案分計算方式としました。

成功までの裏話(その4)
 しかし定着するまでに1年半の歳月を要しました。
問題解決1 「有価資源」として、収集日を毎月の“第一,三の土曜日”にしましたが、それまでの習慣で“市の収集日に出す”ケースが多く、チラシや新聞等でPRを続けました。
問題解決2 市の“資源ごみ”との違いで、 布類とガラス類が出ていました。これらが次の市の収集日までゴミステーションにあると、“有価資源回収”の推進に支障をきたすので、 スタッフが有価資源収集車の収集後に回収に回り、自宅で保管していました。
 こうしたアフターケアー活動は、正しい出し方が定着するまで1年以上続きました。


収益金で新プロジェクトを展開
 多くの地域では、ほとんどが本来の町内会活動の資金源として活用されています。
 しかし東観音台では、この収益金の活用プロジェクトを別途に企画し、町内会では取り組めない新たな活動を展開してきました。
 以下、これまでの活動をたどってみます。

✐便利バスの運行(H21年2月~H22年1月)
  ・広電バスの新路線運行の実現で終了
  ・城山南バス停の新設
✐新春落語会 ✐音楽会 ✐グランドゴルフ
✐歌声喫茶  ✐折り紙 ✐消しゴムハンコ
✐青空市   ✐夕涼み会 
✐と~かんカフェ
  ・ミニフリマ(野菜、花、苗、クッキー)
  (婦人衣料、宝石磨き、包丁研ぎ…)
  ・よろず相談コーナー ・血圧測定など
  ・デモカーの展示会
  (キッチン、浴槽、トイレのモデル展示)
  ・七夕飾り、けん玉、お手玉、折り紙など
  ・防犯グッズの展示、塗り絵(幼児)
  ・健康長寿の支援(手のマッサージ)
✐ゴミ袋、花の種の配布
✐ゴミ収集カレンダーの発行(3回/年)


イベント委員会が推進力に…
 最後に成功の秘密兵器は“イベント委員“の活躍です。当番や割当等、義務感のない運営方式。それでも“と~かんカフェ”には、毎回10~15人のイベント委員が自主的に手伝っています。
 企画づくりも自然体で、片付け終了後に情報交換と反省を兼ね、次回の企画が練られています。ご苦労様です。感謝!感謝!


企画・編集:東観音台連合会 広報委員会
発行:広報委員長 原田敬至

文責:中倉 勇