第89号
平成29年3月20日発行

団地ツアー報告
町内会活動を楽しんでいる3団地は元気でした
~彩が丘団地・くすのき台団地・A-CITYを回りました~

“彩響太鼓”の出迎えでびっくり!
 彩が丘団地が最初の訪問先でした。公民館にバスが到着すると、30名を超える方たちが、そろいのジャンパーやハッピ姿の出迎えにびっくりしました。
 見学者(45名)が揃ったら、さっそく和太鼓グループ“彩響太鼓”の勇壮な演奏、横では“餅つき”も始まりましたが、見学者の一行はそのまま公民館の説明会場へ行きました。

≪彩が丘団地の概要≫
・H3年(1991)完成
・計画戸数:1,359戸
・人口:4,262人(高齢化率11,7%)
・公共交通:バスセンター 14便  五日市駅 32便


夜の避難訓練に450名参加
 昨年、11/12(土)夕方、彩が丘団地の指定避難場所に集まる“みんなでゆこう夜間避難訓練”を実施。
 これまでの避難訓練の常識を変えて、災害の発生時刻を夜間に想定し、訓練の開始時刻を午後6:30として住民は真っ暗な中で、避難グッズを背負い、430名が懐中電灯の明かりを頼りに彩が丘小学校に避難しました。
 当日の連絡は防災メールと消防車の放送のみとし、これまでの災害地の教訓から“空き巣対策”として、佐伯警察書のパトカーの巡回も実施しました。
リーダーの装備も万全でした
 彩が丘自主防災会は、地域の一部が危険地域に指定されていて、危機感を抱いた住民が防災士の資格を取得しリーダー役を担っています。


空き地の駐車場管理と除草の請負
 くすのき台団地(安佐南区)では、現在も150区画の空き地があり、雑草の繁茂や害虫の発生防止のため、所有者と交渉し「空き地の駐車場利用と未利用地の草刈り」を実現。(町内会加入率100%)
 管理運営を担っているのは、もともと上水道管理のため設立された「くすのき台団地管理組合法人」が、上水道が広島市に移管された後、団地内の空き地管理(主として草刈り)を目的として、団地内の全戸加入の「くすのき台団地・宅地建物委託管理センター」に組織を変更。
 同センターが空き地の全所有者と交渉し、駐車場利用と空き地管理(草刈り等)の契約を締結し、駐車場運営の収益金で草かり費用を賄うシステムを構築しました。
 本来、土地所有者が負担すべき草刈り費用が、駐車場収益金で確保され、みんながハッピーと喜んでいるとのことでした。

高齢社会で学校がなくなる!?
 一方、団地内にある“久地南小学校”の児童数はピーク時(1986年)の730人を境に、築25年後(2011年)には192人に減少し、現在、学校の統廃合の目安である1学年40名の確保が、地域での最大の課題となっています。
 くすのき台団地には、久地地区にも“久地小学校”があり、全校生徒31人で廃校が懸念されています。
 町内会は活発な活動をしていますが、世代交代が進まないため、年々高齢化率が確実に上昇しています。

≪くすにき台団地の概要≫
・S53年(1978)完成
・計画戸数:940戸
・人口:2,282人(高齢化率25,2%)
・公共交通:バスセンター 23便  大原駅(アストラム)38便


40代の若い町内会長が活躍
 A・city、花ノ木台、ヒルズツインタワービル((安佐南区・西風新都)を包含する新都市でした。
 訪問先の“A・city”は、ツインタワービルを除く6棟の住居ビルで組織された自治会。
 自治会活動が始まるまでは“同じ住区(ビル)にいても“交流がなく顔も知らない”“いつの間にか入居し、いつの間にか引っ越し”と、いう状態でした。
 H9年(2001年)に活動を始めたが、現在の加入率は50%台で推移。    H26年(2014年)に役員の若返りを機に、6棟の街区ごとに住区長を置き、イベント主体の活動から、コミュニティ活動本来の目的である“防犯・防災・美化”に特化しました。

防災士&ITが活躍しています
 またマンション版“向こう三軒両隣り”の小グループ(150グループ)をつくり、顔の見えるお付き合いで災害時の「近助」を目指しています。
 ここでも防災士の資格を取得した3名が、専門知識を生かしたマップを制作し、ITに強いスタッフとの共同で、防災マップを自主制作していました。

≪A・CITY 花の季台団地の概要≫
・H9年(1997)完成
・計画戸数:2,320戸
・人口:7,588人(高齢化率8,9%)
・公共交通:バスセンター 58便  アストラムラインへ 0,7㎞


企画・編集:東観音台連合会 広報委員会
発行:広報委員長 原田敬至

文責:中倉 勇